歩の資産履歴(貯金編)⑫「ルノーカーを、手放した」
【教訓】
・より多くの駅にアクセスできる場所に住むと、自動車が要らなくなる。
・自動車の所有をやめると、貯金額が劇的に増える。
2013年、37歳。
社会人生活12年目。
貯金が300万円程度。
大切にしていたルノーカーを、手放しました。
自家用車を手放す決断は、とてもエネルギーが入りました。
所有し続けるか、手放すか。おそらく3年ぐらい悩んでいたと思います。
ですが、2013年、ついに自家用車を手放す決断をしました。
そもそも、車を所有する一番の理由は、これでした。
・ルノーカーに対する思い入れが強い。
自家用車の所有で、コストがとてもかかっているのは身を持って実感していました。
それでも自家用車を所有し続けていたのは、ルノーカーへの思い入れが強かったからです。
私の仕事は営業職でストレスが強く、ルノーカーに乗ると、そのストレスから少し開放されていました。
いわば、自分が仕事を乗り越えていく上での相棒のようなものでした。
なので、コストが掛かっていたとしても、心理的な理由から手放すことはなかなかできませんでした。
そんなルノーカーを、手放す決断をした要因は、主に3つあります。
① 2つのJRの駅に歩いていける場所に自宅を借りた。
手放す決断をしたおおよそ3年前より、2つのJRの主要駅におおよそ徒歩15分圏内の場所に自宅を借りました。
この駅にアクセスの良い物件に住むことになったのは、「日当たりが良い」という別の理由だったのですが、結果としてこの物件に住むようになったのがとても大きかったです。
JRの駅を移動で使う頻度が徐々に増えていき、反比例するように、ルノーカーに乗る頻度が大体2週間に1回ぐらいまで減りました。
これは実践を通じて、約2年ちょっとの自動車無し生活をシミュレーション体験したような感じでした。
ルノーカーに乗る頻度が極度に減り、『このまま自動車を手放しても、そんなに生活で困らないかな』という感触を得ることができるようになりました。
② 車のローンを完済していた。
自動車の4年ローンを、2010年に完済していました。
ローンを支払っている期間中は、ルノーカーを『自分の所有車だ』と思えないことが多かったのですが、ローンを完済してしまえば、『この車は自分のものだ。どのようにしてもよいのだ』と思えるようになりました。
自分のルノーカーを所有し続けるもよし。手放すもよし。
自分のものなのだから、自分で自由に決断していい。
そうに思えるようになりました。
ですので、手放しても、誰からも文句を言われない、という心理的な要因が決断を後押ししたのだと思います。
③ 車検をする時期が近づいていた。
2013年、車検を通す時期が近づいていました。
所有するか、手放すか、決断しなければならない時期が強制的にやってきた、と受け止めました。
期限が来てしまったのなら、どちらにするのか、決断をしなければなりません。
ここからは、覚悟です。
『えいやー!』という気持ちで、ルノーカーを手放すことにしました。
自分にとっては、とっても勇気がいる行為でした。
何せ、それまでに自分が購入したものの中で最も高価なものでしたから。
そして、何よりも思い入れが強い相棒のようなものでしたから。
でも、同時にランニングコストもとっても高価でした。その高価なランニングコストを無くすことができたのは、とっても大きかったです。
ルノーカーを手放したことによっての、生活の大きな変化は、ほぼありませんでした。
そして、このルノーカーを手放したことの貯金の恩恵が、この後年を重ねるほどにどんどん大きくなっていくことになるのです。
よろしくどうぞ。