歩の資産旅

心地良い暮らしと安定した資産形成の両立を目指して、ゆるやかに語ります。

歩の資産履歴(貯金編)⑥「冷凍技術により自宅食を継続」

【教訓】

 ・市販の冷蔵庫の冷凍技術のおかげで、自宅食を継続できた。

 ・自宅食を支えるため、新たな冷蔵庫への初期投資を惜しまなかった。

 ・自宅食中心の生活が、貯金を徐々に増やせる要因の1つとなっていった。

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2011年。35歳。

社会人生活10年目。

貯金が300万円程度。

世の中では「貯金が少ない方」と受け止められる。

その事実に、ようやく気付きました。

 

給料は決して少なくないのに、貯金が少ない。

そう、当時の私はれっきとした浪費家。

 

今後も浪費家のまま、1つの会社で労働を一生を送っていくつもり?

自分に問いかけてみる。

「絶対嫌だ!好きでない仕事を今後も毎日続けていく自信はない。」

 

じゃあ、今後どのように自分を変える?

浪費家で貯金が少ない状態から、どのように抜け出す?

 

私がまず着手したのは、自分の食生活でした。

 

コンビニ食と外食でほぼ100%構成されている、当時の私の食生活。

割高だとわかっていても、仕事のストレスから開放されたいために、コンビニ食と外食に頼ってしまう。

でも、コンビニ食と外食にかかる割高のお金は、毎日発生する。

さらに、約10年のその食生活を続けた結果なのか、当時慢性的に体調が良くなかった。

毎日体がだるい。どんなに睡眠をとっても、毎日眠さが取れない。

 

この食生活を何としても止めないと、貯金なんて今後もきっとできないだろう。

だから、気合で何が何でも、コンビニ食外食中心の食生活を「自宅食」へと、劇的に転換しなければならない。

 

この気持ちが、ついに固まりました。

転換への行動を起こしはじめたのでした。

 

まずは、ご飯を毎日炊くことからスタート。

家で炊く美味しいご飯を用意すれば、自宅食は続いていくだろう。

そんな思いで、タイガーの土鍋風の炊飯器を購入し、毎日炊飯し続けました。

しかし、仕事がきつい日は、炊飯するエネルギーすらもなくなってしまう。

また、炊飯できたとしても、おかずをつくるエネルギーがなく、おかずをコンビニに頼ってしまう。

これでは、コンビニ食を脱出できない。なんとしても自宅食を継続する方法はないか。

悩みながら調理、調理しながら悩み、の試行錯誤をした結果、1つの継続できる便利な手段を見出しました。

 

「ご飯は冷凍すると日持ちするのだから、毎日ご飯を炊こうと頑張らないで、まとめ炊きして冷凍保存すればいい」

 

そう、ただただ普段より多めにご飯を炊いて、ラップに包んで、冷凍庫に入れておけばいいんだ。それなら、面倒くさくてご飯を炊かなくても、レンジでご飯を解凍すればすぐ食べれる。

この手法は、うまくいきました。

その週の調理時間が減り、自宅食を続けられた。次の週も、続けられました。

そのさらに次の週も、続けられた。いいサイクルができ始めた。

 

冷凍って、こんなに便利な技術だったんだ。

 

そして、ご飯が冷凍できるということは、おかずも冷凍できるはず。

そう思い、今度は野菜のスープも冷凍してみた。

この手法も、ご飯に続いてうまくいきました。

これも、解凍して火にかけて味付けすれば、すぐに食べられる。

調理時間を短くすることができる。

ご飯に続いて、自宅でつくったおかずも、冷凍技術のおかげで毎日食べ続けることができました。

 

そんなこんなで、自宅食を1ヶ月以上続けることができた。

「よし、この食生活サイクルを、もっと進化させよう。そのためには、冷蔵庫の冷凍スペースがもっと必要だ」

冷凍技術で自宅食を完全に支えるため、巨大な市販冷蔵庫の購入に踏み切りました。

そのコストは、約10万円。

1人暮らしの者が用意する機材としては、比較的高価だったのかもしれません。

それでも、私は巨大冷蔵庫を躊躇なく購入しました。

冷蔵庫を購入すると、冷凍のスペースが広がり、そこに自宅で調理したご飯やおかずをさらに大幅に保存していきました。

 

いよいよ、コンビニ食と外食から自宅食中心へと切り替えが進んでいく。

最初は冷蔵庫や食器などの初期投資があり、月間でのコストはあまり変わらなかったです。

しかしも数ヶ月すると、明らかに食事に費やすコストが減っていきました。

実感では、おそらく月に2万円程度のコストが減った感覚でした。

 

そして何より、たとえ冷凍したご飯とおかずであっても、コンビニ食よりは圧倒的に美味しかったのでした。

外食と比べても、外食は自分で味付けを変えられないが、自宅食は自分の好みで薄味などに変えられるため、自宅食の方が美味しく感じられました。

美味しい、というのが、自宅食を続けられた最大の要因だったと思います。

 

自宅食のデメリットは、手間がかかることと、食べ終わった後に食器を片付けなければならないこと。

そのうち、手間がかかることは、冷凍技術で乗り切ることができそうでした。

食べ終わった後の食器の片付けの負担は、使う食器を減らす、また洗いやすい食器にする、といった工夫で、こちらもこれまた乗り切ることができそうでした。

 

社会人生活11年目。

約10年間続いたコンビニ食と外食中心の生活からの脱却が、ようやくその光が見えてました。

自宅食中心の生活は、徐々に自分の貯金を後押ししていきました。

浪費家から脱却する。その復活の狼煙が始まったのでした。

 

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